海・川遊びのときはライフジャケットを着用しましょう

こんにちは。炎重工です。

前回は橋梁点検という仕事をより安全に、効率よく行う水上ドローンの活用について書きました。
*前回の記事リンク:第3回 橋梁点検をもっと安全に、効率アップするには

第4回は、7月25日の「世界溺水防止デー(World Drowning Prevention Day)(※01)」によせて、海・川遊びでの溺水(溺れ事故)について知っておいてほしいことと、弊社の取り組みをご紹介させていただきます。

海や河川で水遊び中の水難事故が非常に多い

警察庁の令和5年における水難の概況等(統計データ)(※02)によると、
水難事故による死者・行方不明者は、直近5年は毎年700人前後。

発生場所は、海・河川が、水難事故による死者・行方不明者全体の80%以上を占めています。

水泳や魚とりをはじめ、水遊びをしていて溺れてしまった死者・行方不明者は40%以上です。

ライフジャケットを着ていると助かる可能性が高い

上記グラフは、海上保安庁の令和5年 海難の現況と対策に公開されているデータ(※03)です。

ライフジャケットを着用せず水難事故に遭われた方(非着用)の生存率は47%。
ライフジャケットを着用していて水難事故に遭われた方の生存率は89%です。

もし水難事故に遭ったとしても、ライフジャケットを着用していることで命が助かる可能性はとても高くなることがわかります。

ライフジャケット着用事例ご紹介

炎重工のメンバーは、製品開発・テスト航行やデモ・動画撮影など、水域で仕事をする際はライフジャケットの着用を必須としています。

実証実験にご参加いただく際は、小さなお子さんからお年寄りまで、もれなく皆様にライフジャケットを着用いただきます。

おかげさまでこれまで無事故で安全に実証実験を行うことができています。

動きやすい腰巻きライフジャケット

体を動かす作業が多いときは、腰巻きタイプのライフジャケットを着用します(以下写真内、黄色い円の中)。

取材をお受けする際は、インタビュアーの方だけでなく、カメラマンさんや音声さんにも腰巻きライフジャケットを着用の上(以下写真内、黄色い矢印の先)、撮影いただいています。

溺れてしまったときには『助けてサイン』

ご自身が溺れてしまったときや溺れている人を発見したら、『助けてサイン』を出しましょう。

やり方は、以下動画にもある通り、
片手を左右に大きく振るだけ。とてもカンタンです。

ただし、溺れているときに腕を上げると体は水に沈んでしまいます。
ライフジャケットを着用するなど、浮力が確保できている状態で行いましょう。

海水浴場など大人数でわいわい賑わっている水域では、溺れていると気づいてもらいにくいこともあります。

『助けてサイン』を知っていれば、ご自身が溺れたときに助けを求めることもできます。
誰かがサインを出しているときには「溺れている!」と気づくこともできます。
是非、覚えておきましょう。

誰かが出している『助けてサイン』に気づいた際は、1人で助けに行かないでください。
ライフセーバーなど周りにいる人に知らせて助けを求めましょう。

サインを出さずに溺れる人も少なくありません。

ウォーターセーフティガイド(※04)には、溺れのサインが画像入りで紹介されています。
溺れのサインと似た様子の人を見かけた場合も助けを求めましょう。

遊びでも仕事でも、
水域に近づく際には水難事故に遭わないように十分気をつけることは第一です。

その上で、もしもに備えてライフジャケットを着用し、海・川遊びを安全に楽しまれてください。

海・川遊びの荷物には、ライフジャケットを必ず入れましょう。

<参照>
※01 World Drowning Prevention Day(WHO)
25 July is World Drowning Prevention Day(WHO、World Health Organization)

※02令和5年における水難の概況等(統計データ)(警察庁)
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/sounan.html

※03海難の現況と対策(海上保安庁)
https://www6.kaiho.mlit.go.jp/info/marinesafety/jikojouhou.html

※04 溺れた人を見たときの対処法(ウォーターセーフティーガイド)
https://www6.kaiho.mlit.go.jp/watersafety/swimming/04_rescue

文責:炎重工・仲野喜美子

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