こんにちは。炎重工です。
第2回である今回は、「炎重工が水上ドローンをつくる理由」をお話させていただきます。
*前回の記事リンク:第1回 水域の未来をつくる、考えるメディアを始めます
炎重工のミッションは「食糧生産を自動化して、世界の飢えを解決する」です。
海や川・湖・上下水道など身の回りの水の「水上(水面)」と「水中」を対象として、これら水域をとりまく社会問題の解決に貢献するため、水上ドローン製品や生体群制御®を開発・販売しています。
炎重工の水上ドローンは、幅広い業界にてさまざまにお役立ていただいております。
例:水上警備、水難救助、水質・海洋調査、測深や海底地形・藻場の測量、点検、水面清掃(ゴミや油の回収)、水上物流、観光、レジャーなど
水域の食糧生産と聞いて、漁や養殖などの水産業関連を思い浮かべる方は多いでしょう。
そのため同様のイメージを持つ方から、水産業関連以外の用途で使われる水上ドローン製品の開発・販売について「なぜ水産業以外もやるのか」「ミッションとのつながりが見えない」というお声を時々いただきます。
水域が抱える社会問題を解決することが、食糧生産の自動化につながる
では、漁や養殖を自動化するにはどうしたらいいでしょう。
まずは漁や養殖の自動化に直接貢献できるロボットをつくることが思いつくでしょう。
炎重工も、養殖場で使える給餌/薬剤散布用の水上ドローン製品を開発し、2022年に発売しました。
*参考リンク:ニュースリリース Marine Drone 小型給餌/薬剤散布ロボット 発売開始!
その後さまざまな業界の方にお話を伺う中で、水域における安全確保や水域の状態を良く保つ取り組みも、食糧生産の自動化へ向けて非常に重要であることがわかってきました。
例えば警備や点検がしっかり行われていて人々が安心して使える水域であったなら、漁や養殖をはじめ、水の欠かせない食糧生産を安全かつ安定的に行うことができます。
調査や測量などにより水域の水や水中生物たちの状態が良いと確認できていれば、その水域での漁や養殖において大漁・多獲を期待できます。
状態のよくない水域は、清掃が必要です。
また、水域には、水に濡れる・落ちる・流されるといった水域ならではの危険があり、常に危険と隣り合わせの作業になります。
水域の安全を調査・確保する、水や水中生物たちの健康状態を見る・守るなど、作業を行うための人手はたくさん必要です。
しかし、あらゆる水域において人手不足は深刻で、今ある人手でもっと安全かつ効率よく多くの作業を行うことが求められています。
炎重工は、このような社会問題に対して水上ドローンでアプローチしています。
さまざまな業界の方にお話を聞き、製品開発を行う中で、水上ドローンが人に代わって作業することで、人の危険を回避しつつ、作業効率もアップできるとわかってきたシーンは数多くあります。
一見、食糧生産とは直接関係ないように見える社会問題も、解決することにより、安全で安定的な食糧生産を行う環境づくりにつながります。
安全で安定的な水域で行う食糧生産は、水上ドローンをはじめ、さまざまなロボットに任せて自動化することができるでしょう。
だから炎重工は、水産業用に限定せず、あらゆる水域が抱える社会問題の解決にお役立ていただける水上ドローン製品の開発を行っています。
では具体的に、どんな社会問題があって、どのように水上ドローンが解決しているのでしょう。
次回は、実際に水域作業の省力化・効率化に水上ドローンが活用されているお話をご紹介させていただきます。
文責:炎重工・仲野喜美子
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